【4C】 |
ダイヤモンドを選ぶときの「4つのC」とは、Color (色)、Clarity (透明度)、Carat (カラット)、そしてCut(カット)の4語の頭文字です。ジェモロジー(宝石学)の世界的教育機関GIA(Gemology Institute of America)が考案したものです。 |
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Color=カラー (色) |
ダイヤモンドにはかすかな黄色がかかっていますが、無色のものを最高値のDとして、以下、黄味を増すごとにE、F、G、H、I・・・となり、次第にコーヒー・シュガーの色のようになっていきます。Eカラーのダイヤモンドでは吸い込まれるような透明感があります。通常、婚約指輪にはG、Hくらいがポピュラーです。 |
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Clarity=クラリティ (透明度) |
ダイヤモンドは10億年以上も昔に火山の爆発などによる高温高圧のもとで一気に生成された炭素化合物(鉛筆の芯と同じ成分)なので、人工的に精錬された金やプラチナのように内部が均一ではありません。ガスや空気、砂、微小金属などいろいろなものが内包されていて、これらをインクルージョン(内包物)と呼んでいます。 ダイヤモンド中にこれらの内包物があると、入射した光の進路の妨げになり、光がパビリオンから外へ逃げたりして出射光の量が少なかったり、虹色の7色に輝きにくかったりで、ダイヤモンド全体の煌きが優れません。いくらカラット(重さ)があっても、この透明度やカットがよくなければダイヤモンドの輝きが優れず、素晴らしいダイヤモンドとはいえません。 専門家が10倍のルーペ(拡大鏡)で見て、内包物の有無、あれば大きさや位置、数、色などを総合的に判断してFL(フローレス=無傷)からI3(アイスリー=インクルーディッド・スリーまで11段階に分類されています。 よく、VVSとかVS、あるいはSIといわれるのは、それぞれベリーベリースライトリー、ベリースライトリー、あるいはスライトリーインクルーディッドという意味で、内包物の様子を表しています。 こうしたことから、「世界に同じダイヤモンドは二つとない」といえます。世界に二つとない、二人のためのかけがえのない愛の証としてのダイヤモンド婚約指輪に使われているダイヤモンドは、まさに世界中にひとつしかないのです。これはゴールドやプラチナと大きく違う点です。 |
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Carat=カラット(重さ) |
ダイヤモンドを語るとすぐ何カラットとかの話になりますね。これは宝石の重量を表す単位で、1カラット0.2グラムとされています。昔、イナゴマメの実(keration)がほぼ均一の重さをしていたことから、カラットの語源となったという説もあります。 |
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Cut=カット (研磨) |
ダイヤモンド原石の結晶には8面体、6面体、12面体とありますが最も多い8面体(オクタヘドロン)からは、テーブル部分を合わせたような形で2つのブリリアントカットのダイヤモンドを切り出せます。 職人はダイヤモンドをできるだけ大きく(カラットが重い)削り出そうとします。しかし、その重さを活かして研磨すれば重さは取れますが、研磨の理想角度が犠牲になるので、入射光がダイヤモンド内部で充分反射できず出射光として理想的に輝きません。 充分な輝きを得るには、重さを落としてでもアイデアルカットにしなければなりません。 このようにして最高の輝きを求めて研磨が完成したダイヤモンドを、米国のGIAではそのプロポーションを測定して、次の5ランクで評価しています。 Excellent(エクセレント)、Very Good(ベリーグッド)、Good(グッド)、Fair(フェア)およびPoor(プア)。 当社がディジコ・グループから安定的に得ているダイヤモンドは、この研磨技術が優れているので、0.01カラットのメレダイヤモンドでも正確に研磨できます。 |
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理想的なカット(アイデアルカット)
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縦長なカット |
横広がりなカット
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入射光がきちんと反射します。 ベリテのダイヤモンドは全てこちらの理想的なカットのものを使用しております。
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入射光が上に反射しません。
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入射光が上に反射しません。
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