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Knowledgeジュエリー用語集:は行

ジュエリーに関する専門用語をやさしく解説。 50音別、アイテム別から探せます。

は行

【パヴェ】
パヴェとはフランス語で「石畳」のことを指します。石畳のように密にメレダイヤを金属に埋め込んだセッティングを示します。ダイヤそのもののクオリティ、メレの大きさ、並び方によって輝きが変わり、華やかな印象になります。
【パラジウム】
近年注目され始めたプラチナ族に属する白色金属で、ジュエリーには含有率が95%の<Pd950>が用いられます。プラチナより安価でより軽いという特徴があります。その特性から、ボリュームのあるデザインの製品もあります。
【バロックパール】
粒が変形したパールのことを指します。粒の揃った円形のパールには見られない、自然のままの美しさが魅力です。
【半貴石】
産出量が多く、装飾性のみを主にした比較的手に入れやすい宝石のことを指します。アクアマリン、ペリドット、トルマリン、トパーズなどがそれにあたります。
【バングル】
ブレスレットの一種で、円形または楕円形のものが多く、手首につけた時に動かないタイプのことを指します。
【ピンキーリング】
小指にするリングを指します。ピンキーとは、英語で「小指」のことです。小指はチャンスや秘密の象徴とされ、イスラム教の開祖マホメットは、生涯右手の小指にリングをしていたとも伝えられています。
【ピンクゴールド】
赤みがかったゴールドのことを指します。K18の場合、ゴールド75%に銅と銀を25%加えたもので、銀よりも銅の混合率を高くすることにより、銅に近い赤みを出しています。
【4C】
ダイヤモンドを選ぶときの「4つのC」とは、Color (色)、Clarity (透明度)、Carat (カラット)、そしてCut(カット)の4語の頭文字です。ジェモロジー(宝石学)の世界的教育機関GIA(Gemology Institute of America)が考案したものです。
 
Color=カラー (色)
ダイヤモンドにはかすかな黄色がかかっていますが、無色のものを最高値のDとして、以下、黄味を増すごとにE、F、G、H、I・・・となり、次第にコーヒー・シュガーの色のようになっていきます。Eカラーのダイヤモンドでは吸い込まれるような透明感があります。通常、婚約指輪にはG、Hくらいがポピュラーです。
 
Clarity=クラリティ (透明度)
ダイヤモンドは10億年以上も昔に火山の爆発などによる高温高圧のもとで一気に生成された炭素化合物(鉛筆の芯と同じ成分)なので、人工的に精錬された金やプラチナのように内部が均一ではありません。ガスや空気、砂、微小金属などいろいろなものが内包されていて、これらをインクルージョン(内包物)と呼んでいます。
ダイヤモンド中にこれらの内包物があると、入射した光の進路の妨げになり、光がパビリオンから外へ逃げたりして出射光の量が少なかったり、虹色の7色に輝きにくかったりで、ダイヤモンド全体の煌きが優れません。いくらカラット(重さ)があっても、この透明度やカットがよくなければダイヤモンドの輝きが優れず、素晴らしいダイヤモンドとはいえません。
専門家が10倍のルーペ(拡大鏡)で見て、内包物の有無、あれば大きさや位置、数、色などを総合的に判断してFL(フローレス=無傷)からI3(アイスリー=インクルーディッド・スリーまで11段階に分類されています。
よく、VVSとかVS、あるいはSIといわれるのは、それぞれベリーベリースライトリー、ベリースライトリー、あるいはスライトリーインクルーディッドという意味で、内包物の様子を表しています。
こうしたことから、「世界に同じダイヤモンドは二つとない」といえます。世界に二つとない、二人のためのかけがえのない愛の証としてのダイヤモンド婚約指輪に使われているダイヤモンドは、まさに世界中にひとつしかないのです。これはゴールドやプラチナと大きく違う点です。
 
Carat=カラット(重さ)
ダイヤモンドを語るとすぐ何カラットとかの話になりますね。これは宝石の重量を表す単位で、1カラット0.2グラムとされています。昔、イナゴマメの実(keration)がほぼ均一の重さをしていたことから、カラットの語源となったという説もあります。
 
Cut=カット (研磨)
ダイヤモンド原石の結晶には8面体、6面体、12面体とありますが最も多い8面体(オクタヘドロン)からは、テーブル部分を合わせたような形で2つのブリリアントカットのダイヤモンドを切り出せます。
職人はダイヤモンドをできるだけ大きく(カラットが重い)削り出そうとします。しかし、その重さを活かして研磨すれば重さは取れますが、研磨の理想角度が犠牲になるので、入射光がダイヤモンド内部で充分反射できず出射光として理想的に輝きません。
充分な輝きを得るには、重さを落としてでもアイデアルカットにしなければなりません。
このようにして最高の輝きを求めて研磨が完成したダイヤモンドを、米国のGIAではそのプロポーションを測定して、次の5ランクで評価しています。
Excellent(エクセレント)、Very Good(ベリーグッド)、Good(グッド)、Fair(フェア)およびPoor(プア)。
当社がディジコ・グループから安定的に得ているダイヤモンドは、この研磨技術が優れているので、0.01カラットのメレダイヤモンドでも正確に研磨できます。
 

理想的なカット(アイデアルカット)

縦長なカット

横広がりなカット

理想的なカット(アイデアルカット) 縦長なカット 横広がりなカット

入射光がきちんと反射します。
ベリテのダイヤモンドは全てこちらの理想的なカットのものを使用しております。

入射光が上に反射しません。

入射光が上に反射しません。

【プラチナ】
約250年前にコロンビアで発見された金属です。プラチナの強度や硬度を高めるためにパラジウムなどを混ぜ合わせています。純プラチナを<Pt999>、プラチナの含有率が90%のものを<Pt900>といい、リングの裏側などに刻印しています。熱や酸に強く、錆びない性質をもつことからマリッジリングとして人気です。
【ベビーパール】
ごく小さなパールのことを指します。愛らしい表情が魅力で、若々しいデザインに人気が集まっています。
【ベビーリング】
赤ちゃんが産まれた記念に「健康に育つように」と願いを込めて贈るリングです。とても小さく、母親がペンダントとして身につけることが多く、赤ちゃんの誕生石をつけたものが主流です。
【ポージーリング】
リングにメッセージや日付などを刻んだもので、現在ではペアリングやブライダルリングとして使われることが多く、13世紀のヨーロッパでリングに愛の言葉を刻んで恋人に贈ったのが始まりであるといわれています。
【ホワイトゴールド】
ゴールドにパラジウムや銀などの金属を混ぜ合わせて白くした合金を指します。プラチナよりも比重が軽く、細工もしやすいため繊細なデザインが多く、同じデザインのものでもプラチナより軽く仕上げることができます。ゴールドの純度が75%のものを<K18WG>、純度が約58%のものを<K14WG>といいます。美しさを出すために、ロジウム加工仕上げをしているので、バフ掛けや磨き粉は避けてください。